2008.9.16
テレビ
 昨年の秋から、テレビのない生活が続いております。ただでさえ世界情勢に疎いのに、更に情報を断ち切って東京の真ん中でマイペースな暮らしをしております。でもこれ、オススメします。って言ったらテレビ関係のお仕事をしている方に怒られちゃうかもしれませんが、最近たまにテレビを見ると、見ていた頃の自分の感覚が信じられなくなります。なんだかウズウズして見ていられない番組がたくさんあるのです。これは私が変わったのか、それとも世の中が変わったのか、と。もともとそんなに見る方ではないのですが、何気なくお茶の間で見聞きしている情報がどれだけ脳に影響を及ぼすか実感しました。もっと具体的に言うと、番組を作っているスタッフ個人の価値観、人生観が浮き彫りで生々しく、時々嫌悪感を感じても「こんな人もいるのだ」と受け入れ、自分の主観すら曖昧になります。
 テレビとおさらばして、季節や気候の変化をより感じる様になった気がします。自分の体調や感情の変化にも以前より敏感になりました。時々見たい番組などありますが、見逃した面白い番組の内容を家族や友人から語ってもらうのもなんだか楽しかったりして。
 一つ心配な事は、ただでさえ日本語が怪しいのに更に空想の世界が広まってステージのMCが出来なくなったりして、、そのうちSayakaのMC噛み語録集とかできそう。うぅ。
2008.2.28
ジプシーキャラバン
 バイオリニストとしては、ジプシー音楽はずっと演奏し続けたいジャンルの一つ。どこの国へ行っても演奏すると喜ばれる音楽です。
 先日久々映画館へ行き「ジプシーキャラバン」を観てきました。ジプシー音楽が多くの人に愛されているのは事実だけれど、どのように世界に広まっていったのかよく知らなかった私。この映画を観て納得しました。ジプシー版「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(キューバ音楽をテーマにしたドキュメンタリー映画)とも言われているようですが、4カ国からの5つのバンドが北米ツアーに行く様子を映し出したドキュメンタリー映画。ジプシー(ロマ)と呼ばれる彼らが未だに残る偏見や差別に立ち向かい、復讐に力を注ぐのではなく音楽に魂を込め、子供達に教育の場を与えるという姿に心から感動しました。人間は自分が弱いとつい他人を攻撃してしまったりするから。あんな命がけで音楽する姿を見せられると、日本は平和(または平和ボケ?)な国だなあと実感させられます。資本主義的音楽が発展して、時々「これも音楽?」と切なくなることも。。
 資本主義と言えば、世界の中学、高校生に対するアンケートで「一番大事なのはお金」と答えたランキング1位はなんと日本だそうです。2位が韓国。これは相当悲しい事実!でもなんとなくわかるなあ。私が学生の頃だって、見た目が大事だと思っている大人がたくさんいて子供心に傷つく事もあった。それがキューバに行ったら、み〜んな家族だけでなく知人友人をとっても大事にしていて「見た目」なんて言葉がない。そんな環境で音楽をしている彼らの心の豊かさ、音楽が身体と一体化しているそのレベルの高さに心揺さぶられます。
 さて、私は一体何なんだろう。何ができるんだろう。本当に無力で時々嫌になっちゃいますが、弾き続けるぞ。ジプシー音楽も弾き続けるぞ!
2007.12.29
初イタリア
 行ってきました、イタ〜リア。私の楽器は故郷に帰ってきた!と言わんばかりに良い音を鳴らしゴキゲン。やっぱりヨーロッパの楽器だなあと実感しました。北はトレントから南シチリアまで毎日電車移動の旅で、毎日その土地ならではの料理を堪能しました。イタリア料理と言うとトマト、ガーリック、パスタといったイメージがあるかもしれませんがそれはおそらく日本のメディアが作ったイメージで、実際はガーリックはほどほどで様々な種類の料理があり、パスタに至っては2週間で一度も同じ太さのものは頂きませんでした。日本でよく食べる太さのものも出てこなかった。味付けも北と南では「別の国?」という程違うし何と言ってもその料理に合ったワインがその土地で育っている事に感動しました。よく考えると当たり前の事だけれど日本でそれを体感するのは難しい。例えば日本で酒屋に行くとものすごい種類のワインがあって、国を選ぶ所から迷う。それでまあ軽めとかしっかりしたやつなどと言って、時にはラベル買いもする。そんなのも贅沢だけれど、今回イタリアでの経験はとても貴重なものとなりました。来年からワインとコラボという私のためにあるような企画があり、下準備は整いました!?
 旅の最後はバルセロナ。イタリアからスペインへ飛ぶ日に「今日はイタリア最終日だ」という事で、Pisaのあるレストランのオーナーが食事をご馳走してくれました。カフェでスイーツも頂き「そろそろ時間かな?」と席を立つも「まぁだ大丈夫、一杯やろう」と濃くて美味しいお酒を頂き、随分優雅な午後を過ごしました。そして空港へ。そりゃ、もちろん間に合いませんでした(汗)。フライトも取れず街へ舞い戻り、オーナーの自宅でゴッドファーザーのDVDを観て過ごしました(なんのこっちゃ)。次の日のお昼は大人しくケバブを食べ、無事にバルセロナ行きのフライトに乗りました。バルセロナでは時間がないという事で着いた夜から食べて飲んで踊って、楽しみすぎて、、。後はご想像にお任せします。。とにかく、バルセロナは今熱いです!
 旅の後半から「とりそばが食べたい」というフレーズが飛び交っていました。胃の「Help! Need a Break!」という叫びに耳栓をしたツケが今まわってきています。でも、幸せな旅だった!!
2007.10.20
私の大事なこと
 最近は東京を離れてのんびり創作活動をしたり、海外逃亡を試みたりと本当に自由で贅沢な生活をしています。というのもそうせざるを得ない状況だったので。心と身体が繋がっていると言うのは本当で、もっと元気になるためにシンプルな環境で自分のお洗濯を試みました。そうしたら自分の大事なことがよりよく見えてきて、私を大事に想ってくれる人の事をじっくり考えたりするようになりました。人間にはやはりどうやら波があるようで浮いたり沈んだりしてきましたが、このところは新しくそして優しい風がなびいているようです。なんだか、自分が信じているものをちっちゃなっことだけどもっと大事にしようと思いました。来年はきっともっとゆっくりいきます。でもたくさん曲を作ろうと思っています。
 さてさて、来月はイタリアへ。美味なモノをたくさん吸い込んできます!
2007.9.13
ラテン的女の幸せ
 日記が更新されないと言われ続けております。ハッと気づくと半年経っていたりします。しかし!実は携帯サイト「フェスタラティーナ(au)、ラテンパラダイス(docomo, softbank)」にて日記“ラテン的女の幸せ”がなんと毎週更新されているのです!今回はその一部を紹介します。
<ライブレポート 六本木アルフィー編>
 私の“ラテン的女の幸せ”を象徴するアルフィーSayaka's Latin Session。年に4回ほどのペースで行われるこのライブ、別名「野獣ライブ!?」(ミュージシャンには内緒!)。ぶっ飛んだ経験を世界中でしてきたベテランミュージシャンやキューバ人を相手に演奏するとなると、絶大なパワーと集中力がないとはじき飛ばされてしまいます。ヴォーカルという立場は特殊で、声と言う強烈な武器があるのでその存在感が重要、楽譜なんか読まないというアーティストも多いですが(羨ましい!)、バイオリンで「楽譜読みません」などと言ったら後ろから槍が飛んできそうです、、。楽譜は勿論楽曲の理解度、またプログラム全体の美しい流れを作るための瞬時の判断力が必要です。しかし音楽はもともと楽譜なんて存在しないもの、そんな事に一生懸命になっていると楽しむ事を忘れてしまう事もあるかもしれない。しかしこのセッションは楽しむ事のプロの集まり、とっても気持ちがいい。不思議なのは、男性のパワーに負けないぞ!という力強い私がいて、でもグルーヴに身を任せていると「自分は女だ!!」と感じるんです。音楽を通してそんな事を感じられるなんて、なんて幸せ!なんだか恋愛と似てるかな?さてさて、あとは自分を磨き続けるのみ〜♪
 ★携帯サイトへのアクセスの仕方はトップページに載っています。
2007.9.12
豊かさ<続編>
 ところで、日本の豊かさって何でしょう!?目に見えるモノ?それとも見えないモノ?「日本は何でも食べられて幸せ」という言葉はよく聞くし私もそう思います。でもでもどんな豪勢な料理でも一人で食べるのは寂しい。やっぱり大事な人と一緒が格別!
 海外に興味が湧いて出掛けて行って、素敵な事に出会い、憧れの気持ちが強くなると何でも受け入れようとして一生懸命その国の文化を体で理解しようと努力する。そうすると日本で大事だと思っていた事が基準にならず、日本ならではの良さまでわからなくなってしまいます。しかし自分に素直に生きていると(これが案外難しい!?)、やっぱりしっくりこない事や受け入れられない事が出てくる。私も海外に行くようになって、最近やっと日本の豊かさを改めて感じるようになりました。日本には思いやりって言葉があるんだぞ!黙っているだけじゃないんだぞ!と。全てを言葉にしなくても良いという感性がある。
 しかし今、特に東京は全てのスピードが速くて、自然が美しいとか人が温かいとかそんな豊かさを主張すれば、お嬢様育ち(!)、世間知らずなどと言われて「す、スミマセン」と思いますが、これだけゲームとテレビ子供が増えると本当に怖い。思いやりどころかコミュニケーション自体が難しい!経済的豊かさを作ってくれた大人はスゴイけど、その大人がどれだけ子供達に目に見えない豊かさを教えているのか疑問に思います。
 よし、音楽し続けるぞ!日本に笑顔がもっと増えるように。
2007.7.16
豊かさ
 先日ライブで縁起の良いキューバの小銭を抽選で1名様にプレゼントしました。何の事かと言うと、、今年の3月、2年ぶりにキューバに行ってきました。ハバナの友人達が「生活が大変だ」と嘆いていて、会いに行く事しか出来ない自分の無力さに途方に暮れます。今回はキューバの電話帳を忘れ、旅の初日にロスの空港で携帯を無くし(食後トレーの上のゴミと共にゴミ箱へ、あぁ〜)宝くじでも買ってみたい気分でした。おかげで旅の間電話事情には手こずり、ハバナ市内では小銭もなく、カードを使える公衆電話を探して歩き回りました。するとある男性がこれを使って、と小銭をくれました。留学時代にもそんなことはありましたが、今回は2週間の旅でなんと4回も!!東京では考えられない出来事だと思います。多くのキューバ人は、日本は発展していてお金があり安全な国というイメージを持っています。あまりに「仕事はないか、日本に行きたい」と言われるので、「日本人は働く為に休日を過ごすんだ」とか「親子殺人増加」などと言ったらドン引きでした。。東京は何でも手に入るし面白い人もいっぱいいるし、日本人ならではの思いやりなんかは最高と思いますが、キューバの豊かさを語ったらとまりません、彼らの笑顔を見たらその理由がきっとわかると思います。
2006.12.15
再びスペイン
 CHAKALAのCD制作を決めてから海外に暫く行く事が出来ませんでした。夏以降多くの友達に「疲れてる?忙しいの?」と言われ、実は飲み過ぎなどとは言えず「いや〜CDが大変で」とごまかしておりましたが、実際のところ音楽に気持ちが集中できずどうしたらいいかわからない状況が続いておりました。
  1年前にスペインに行って以来また行きたい、あわゆくば住みたいと思い続けていました。その気持ちが1年経っても薄れることなく、気持ちは強まるばかり。あまりに強く願いすぎたのか、チャンス到来!オランダでItalubaというバンドのライブDVD収録にゲスト参加しないかという事。手帳を見たらその前後10日くらいオフになってる!!これはついでにスペインも行くしかないと思いました。オランダとスペインに行く!とみなに言ったら何度疑いの目で見られたことか。まったく、、ワタクシはとってもクリーンで真面目なのに(!?)とにかく突然決めたので「何が起こるんだろう」とドキドキしながら日本を発ちました。 オランダでのライブは大成功。聴衆は、私たちが演奏を楽しんでいるのを敏感に感じながら聴いているようで、とても暖かいエネルギーが会場を包んでいました。演奏後は私たち嬉しくて控え室のテーブルをがんがん叩いてRumbaセッション、くたびれるまで歌って帰りました。 別れを惜しみながら私は単身Madridへ。海外に行って、ここは外国だと感じない経験が人によってはあると思うのですが、私にとってスペインはとても自然にとけ込める、そんな場所だと感じました。
  初日は寝不足だしバルに入ってワインと生ハムをつまんで早めに寝よう、なんて思っていました。どこのバルに入ろうかとホテル近辺をぷらぷらしているとあるお店が目につきました。お、ライブか、誰がやるのかなと店の看板をみてびっくり、なんと昨日まで一緒だったバンドのバンマスの相棒ドラマーRobby Ameen!!3年前ほどブルーノート東京で二人は演奏し、私も3日間ほど演奏させてもらったのでした。縁の強さにお互い笑いが止まらず、そりゃ演奏しない訳にはいかないと乱入し、幸せな時間を過ごしました。Xiomaraの歌もゴキゲンでした!
  Madridは今音楽が盛んで、フェスティバルも多くあるしライブハウスも増えているそうです。入場料も安く、無料のところも結構多い。そんなことからお客さんの耳は肥え、ミュージシャンも日々腕を磨くことに忙しそう。あるラテンジャズバンドにまたまた乱入しに行った時はお客さんが「我々聴いてます」エネルギー炸裂で演奏もすごく真面目。あるバンマスがメンバーにSayakaだよ、と紹介しても「あぁ、日本から?へぇ」とラティーノとは思えない大人しさ。私も寝起きだったためボケていて特に話もせずステージがスタート。キューバっぽいサウンドが私のぶりぶり魂を呼び起こす。ステージに呼ばれ、弾き始めてから最初はふーんと様子を見ていたメンバーも後半にさしかかる頃には満面の笑顔、「やってられるかぃ」と嬉しそうに踊りだす始末。会場の空気が一気に“キューバ”になりました。その後のみなの演奏もわずかにテンションが高かった気が。。終わっても「Sayaka、明日から来な、チャランガバンド*に変えるから!」とキューバ魂が蘇ったみたい♪
  最終日は再びItalubaと演奏し、充実の5日間でした。みなに、Sayakaのそのキャラなら仕事あるからおいでと言われ、かなり心が揺れ動いています。音楽文化が盛んとは言っても音楽で生きるのはどこも同じ、大変です。しかし音楽をこれだけ愛して、そして人生を体いっぱいで生きる、そんなステキな国に行きたいと思う気持ちは押さえることができません。 ああ、日本とスペインを行き来できたらどんなに素敵なことか。。

  * チャランガ ・・キューバ独特の音楽スタイルで、バイオリンやフルートなどが使われる。
2006.11.7
音遊び
 何も考えずにメロディーがたくさん浮かんでくる!なんて楽しいんだろう!!
  繊細でいてかつ大胆な大口純一郎さんのピアノ。これは音?それとも空気??白い画用紙に大事に大事に絵を描いていく、そんな気持ちで演奏しました。1年以上ぶりの共演、私のバイオリンがこれほど喜ぶとは。。「ああ、音楽したな」と思う一日でした。
2006.10.16
嬉しかったこと
 先日の土曜日、吉祥寺ストリングスにて3ヶ月ぶりに演奏してまいりました。メンバーはおなじみのギターのMucho、そしてKoyukiちゃんことフルートの松原由紀子。超アコースティック編成でキューバ、メキシコ、ブラジルそしてジプシー音楽をお届けしました。中南米音楽の歴史はパーカッション無しには語れません、しかしあえて我々は弦楽器のみで演奏する事を選びました。こんなにも美しいメロディーがあるんだ、という事を楽しむために、そして知ってもらうために!
  ストリングスは30人も入ったら満員になるほど小さなお店。お心遣いがあたたかいマスターと感じのいいスタッフが作り出す居心地の良い空間に包まれて、完全にリラックスして(しすぎ?いつもの事??)演奏する事ができました。いつも聴きに踊りに来てくれる仲間、またジャズを聴こうと思ってふらっと立ち寄った方など私たちの音を初めて聴く方もいらっしゃいました。私は聴く側の人々のエネルギーにも大いに左右される方なのですが、この日は純粋に音楽好きの方ばかりで、普段日本語を喋るのがやっとな私も調子に乗って変な日本語のままたくさん喋りました。勿論音楽の話をね。ラティーノが人生をかけて作り上げてきた音楽をたかだか○○歳の日本人が(むーちょも私も普通の日本人です)どれほど表現できるのか、と疑問に思う人もいるかもしれませんが、私たちはあの熱い国の音楽を演奏する事が本当にほんとうに楽しくて嬉しくて仕方ない。リラックス度も絶頂のまま(?)演奏を終え、「あー今日も温泉バンド聴いてくれてどもですスイマセン」という気持ちで一杯だったのですが、ある御夫婦が「キューバに行きたくなった」「情景が思い浮かぶ」「本当に楽しそうに演奏するね」などと声を掛けてくださり、その素敵な笑顔からパワーをいただきました。なんて想像豊かな方々!
  キューバから帰国した時あまりの音楽文化の違いに動揺し、シンプルでいる事の難しさを実感する一方で、実際は環境や仲間に恵まれ随分楽しく音楽をすることが出来ました。しかし本当に伝えたい事を伝えるのは容易ではない。自分の力のなさに途方に暮れていた私に元気をくれたのはそんなさり気ない言葉と笑顔でした。
  最近YanniのDVDが発売され、世界のあちこちから「かっこいい」とか「Keep Rocking!」などと毎日メッセージが届くようになりました。いずれは「幸せになった、心があたたかくなった」というメッセージがもらえるような音楽を日本、または世界に届けられたらいいな、と心から願います。
2006.8.8
Los Van Van来日
 1年ぶりのロスバンバン。グルーウ゛太い!体も太い!!あのどっしり感はどこからくるのか、って。やっぱり腰でしょう。普段怖く見られる私でも(ところでほんとに怖そう??)あの人たちに囲まれるとまるで可愛らしい女性のように見えてきます(え?)彼らのライブに行ったらとにかく踊るべし。生バンドで踊ってこそサルサだ、根本でしょ!
  CHAKALAはCD先行発売初日、予定枚数は売り切りました。ありがとう!!そしてしょっぱなながらたくさんの人に聴いてもらえて何より嬉しかった。
2006.7.13
ルーツ!?
 最近はこんな音楽をやっているせいで外国人に「どこの血が入ってるんだい?」なんて聞かれます。それにはきっと何か理由があるのだと思う今日この頃。まだろくに海外に行った事のない頃、特殊な能力を持った人々に「海外で何か必ずやるでしょう」とか「外国に住むか外国人と結婚するでしょう」などと言われました。その時はいやいや何を言っているんだろうこの人は、と思っていましたが、最近ふとその言葉を思い出してぞくぞくっとしました。う〜ん説得力あり。先週は私の日本語を、何を言っているかわからないと批判されて日本語をやめろとまで言われました。危機。そのうちサヤカ語作ってやる。
  いやしかしやっぱりみつめるべきところは家族ですね。私って結構根は真面目な方なんですが(えへ)、ボケ具合は母親譲りではという疑惑が最近浮上しました。
  母は秒単位で会話があっちこっちぶっ飛ぶ人で、いつも笑わせて(または怒らせて)もらっているのですが、そんな母が先月整形外科に入院しました。退屈するのではという心配をよそに退院時「楽しかったわあ」の一言。病院で一体何をしたんだろうこの人は、と尋ねたら、毎晩8時にコンサートをしていたらしい、、、
  重い病気を抱えた人がいない部屋とは言え、母以外は体の細いお年寄りばかり。私がお見舞いに行った時はコンサートなんて全く想像のつかない冷凍庫のような空気が漂っていましたが夜8時になると殆ど喋らない人も全員参加、歌いまくっていたそうです。(超健康的!)母はもともと声楽をしていましたが日本の歌謡曲をあまり知らないため、お見舞いに行った友人をつかまえて歌わさせていたとか。
  そしてその奇妙な光景を看護師の方々は指をさして笑っていたらしい。母の奇行は同じ部屋内だけではとどまらず、「友達できた」と車椅子でかっとばしては至る所に侵入し(強引!)、しまいには「人生相談をしにくる人もいたのよ、私占い師になればよかったわ」だって。(安易!!)
  そんな人の娘である私は、母が足を手術した次の日に見舞いに行って、へらへら笑いながら車椅子を運転していたら「ゴンっ」って、手術した足をテーブルにぶつけ、親不孝もの呼ばわりされました。

  私には自分の家族の事しかわかりませんが、未知なるルーツを想像し、これからもたくさんの事を感じてたくさんの新しいものと出会い、心地の良い場所を探し、作っていけたら良いなと願います。
2006.4.20
何故ドラマー?
 CHAKALAのCD録音を終え、只今ジャケット等作成作業中。楽しいはずの作業ですがやっぱり音楽以外のことは難しい。普段腰が据わったイメージ(または態度がデカい)の私ですが、行き詰まると落ち着かなくてついつい猫と遊んだりお酒を飲んでしまったりします。それにしても録音は楽しかった。CHAKALAのような元気なバンドにとって録音は楽なものではありませんが、普段見ることの出来ない側面が現れたりして非常に愉快です。どう愉快かと言うと例えば「○○くんは本当は女になりたっかたみたい」とか「さ○かさんはパーカッションも結構いける」とか。
  パーカッションと言えば、私は打楽器が本当に好きみたい。今回CHAKALAのCDのゲスト3人ともドラマーとパーカッショニスト。そしてここ何年かで出会った、本当に縁があるなというミュージシャンは皆ドラマー。先日もまたえらく有名らしい凄腕のアメリカ人ドラマーに出会いましたが、クラシックしか知らずに育ってきてしまった元クラシックアホ星人はなんのこっちゃ「ヘーイ、楽しんでる?飲んでるぅ??」という会話で終了。でもきっと縁があるとまた出会うんですよねぇ!
  というわけで将来はドラマーになりたいなあ、、と思っています。バスドラをブブンッて鳴らして人々を踊らせられたら楽しそう!!(夢見るのは自由だよね!?)
  
2005.12.28
スペインぶっとび滞在
 ついに念願のスペインに行ってきました!今回は Sevillaに滞在予定でしたが、時々テレパシーの通じるEl Negro(dr)からMadridにて演奏するという連絡があり、Madrid中心の滞在になりました。
  まずSevillaに入り、その晩からトラディショナルフラメンコを聴きに行く。やっぱりグルーブは揺らぎないもので、歌に力があると実感。踊りはその人の全てが表れると思うのでシビアだな、と思いました。街はとてもきれいでやはりキューバを思い起こさずにはいられませんでした。そして料理!!ワインがなくては生きていけない私としてはあぁもう天国。生ハムと赤ワイン!!!中心地のBarに入り、私に一目惚れをしてくれた男性(!?)とその友人のおじちゃんと3人で朝まで飲み明かす。Sevillaを愛してるんだ、って語ってくれた。若者もお年寄りも自分たちの音楽が好きで、お酒を飲みながらじっくりCantaorの歌に聴き入っている。羨ましいなあ。
  2日間Sevillaを楽しんだ後、鉄道でMadridに。2時間半で到着、その夜はEl Negro&Italubaのライブにゲスト参加、ちょっとぶりっと弾いたら喜ばれました。ある男性が恐い顔で寄って来て「あんたはRumbaだ」と言い放って帰って行きました、なんかそういうの嬉しくて。その夜から本格的にアホ生活が始まりました。フラメンコ三昧だったはずが、気がつくとキューバのにおいがぷんぷん、、亡命したミュージシャンに再会したりサルサクラブに行ったり。毎日朝7時まで!出来ないなあ、日本ではこんなアホなこと。(書くと誰かに捕まりそうだから書かないよ〜)
  旅の後半はNino Joseleというフラメンコギタリストのレコーディングに入り浸っていました。Paco de Luciaのミュージシャンや若手実力派が参加するそのレコーディング風景は、ライブと何ら変わらない、エネルギーいっぱいで本当にHappyなものでした。私も少し参加しましたが、楽譜が存在せず耳と感覚の良さが問われました。「Sayaka、どこでそのグルーブ感をゲットしたんだ」なんて言われると、そんな時は「violinistとしてはちょっと変わってるかもしれないけど、こんな人生送ってきて良かったあ」と思うのでした。
 とにかくなんだか心地よくて、毎日楽しい発想が生まれてくる。スペインやキューバで感じた、「音が本当に気持ちよくて踊りたくなっちゃってもうなんでもいいー!!」っていう感覚をもっと日本でも再現できたらいいなあ、と思う今日この頃。
Photo
SevillaのBarにて
2005.10.21
オマーラ最高!
 夏が終わってしまった!キューバに住んで以来冬が苦手になり、寒くなればなるほど夏を感じられる場所を追い求める私。
  先日、映画「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」の女性メインヴォーカリスト、オマーラさんが来日しました。昨年キューバで一緒に演奏して以来の再会で、果たして覚えてくれているだろうか、と心配でしたが、彼女は素晴らしい記憶力の持ち主でしっかりと覚えていてくれました。
  東京ブルーノートでの公演でしたが、背広姿のお客さんが多くてなんだか堅い雰囲気。ところが彼女が登場した途端会場の雰囲気がフワッと変わりました。歌い始めると皆彼女のオーラに吸い込まれていき、スペイン語で「立って、踊って」と手を振り上げると同時に会場中のお客さんがフワッと腰をあげる。私の友人が以前「あれは魔力だ」と参っていましたが、ほんと、そんな感じ。一緒に話をしていると、ほっぺたがゆるゆるっと上がっていくのです。あったかくて包まれそうで、そして可愛くて守りたくなるような人。
  最近出会ってしまった悲しい出来事が一気に吹っ飛びました。そして心が暖かくなりました。もう一度、一緒に演奏できる事を心から願っています。
 そして今週はキューバの若者に大人気のサルサバンド“Bamboleo”が来日、踊りにいきますー!腰が砕けるまで踊りたい!!(誰かまわしてくれ)更に来月はスペインに短期逃亡予定。
 あ〜、夏はまだまだ終わらない!!
2005.9.20
なんでラテン音楽?
 もう4年!?ラテン音楽を弾き始めてから。演奏するたびに「なんでラテン?」と出会いのきっかけを聞かれます。わたしも「なんでだろー」って思うけどなぜか出会ってしまった。生まれた時からクラシックを聴いて育ち、それ以外の音楽はいくら聴いても左の耳から右の耳へ筒抜け。練習嫌いで、でも音楽の快楽から離れられないという幼少時代、その好きなはずの音楽を生きる為の手段としてしか使わない世界への反発の大学時代。自分もどうしたらよいのかわからずにあれこれもがいている時、そんな時に1枚のCDに出会いました。何気なく買ったキューバのサルサのCDで、訳も解らず繰り返し聴いていました。そしてあるライブハウスで高橋ゲタ夫さんというベーシストがキューバ音楽を演奏していて、「わー、こんなに気持ち良さそうに音楽するんだ」と思い、友達からたまたま借りたCDが亡命キューバ人のかっこいい音楽だったりして、「あ、これは一度キューバに行ってみた方が良いのかな」と思いました。
  行ってみたらこれは大変、ものすごいエネルギーが流れていて音楽っていう言葉がなくなるような今までに見た事がないモノが溢れていて(それはアフリカの影響の強い打楽器中心のルンバという音楽でした)、快楽好きのわたしには「たまら〜ん」だったわけです。(ちなみにキューバ好きの方の為に:初キューバで見たフェスティバルはLos Papines, Clave y Guaguanco, Yorba andabo, Munequito de Matanzasが共演するようなぶっ飛びものでした)ラテン音楽にはクラシックの要素も強く、実はバイオリンは相性がとっても良いのです。だから自然に学びました。
  クラシック音楽はある意味とても繊細な音楽だと思います、完全アコースティックだしメロディを本当にほんとうに歌いあげなければいけないから。そのように育ってきた私は他の音楽も私の出来る限りは体いっぱい受け止めて聴いてきました。でも聴く側に聴く心がなければ聴こえてこないものもたくさんあるわけで、今でもどれだけ聴こえているのかわかりませんが、目に見えない歌心やグルーブの深さをたくさん感じられたらそれに代わるものはないと思っています。
  音楽のジャンルの事を色々言うような人はどんな上手くても嫌いです。日本にそういう人が少なくなればいいと願います(すごく多いの!)。
  きっと時が経てばまた違う事に夢中になったり旅立ったりしてしまうだろうけれど、いつも自分の「今、これ!」を確認して生きていければと思います。(夏が終わるから南国に逃亡したいよー)
2005.7.16
幸せな季節
 やっと、暑くなってきました。湿気は嫌いだしTokyoはガス臭いけれどやはり暑いとやる気が出てくる。マイアミに戻りたい・・・
 マイアミは最高でした。仕事も順調に終わり、その後はマイアミを満喫しました。ボデギータやラテン系レストランに行きましたが、クラブに行くとどこもレゲトンでみんな本当に楽しそうだった。みんな自己流で踊ってた。時々サルサがかかると女の子がキュッって腰つきが変わったりして。飲み過ぎて次の朝が辛くても海と太陽の存在を確認して美味しいコーヒーを飲めばOK、それで全部満たされた、って思ってしまう。
今回の旅でスペインやブラジルに行きたいという想いが更に強まりました。マイアミは「Latino」という名の国。東京都心の煙臭いカフェにいてもあの熱いギターや手拍子の音が頭の中で鳴り響いていて日本にいることを忘れてしまいます。
日本てなんか辛いけど私の周りにはHappyな人が多い。楽しみ方を知っている。こう暗いニュースが多いと書きたいこともなくなってくるけれど、私の発する音が人に伝わって、それを聴いた人が元気になったり豊かな気持ちになって違う方法で他の人に伝えてくれたらいいな、と願います。
ライブに来てくれる皆さんからも貰ってます、エネルギー!
 
Photo
マイアミの寿司屋にて。
2005.5.11
夏はまだ?
 長旅から帰国しました。帰りにキューバへ寄る事もできて充実した半年間でした。日本の生活は引きこもり気味なのでギャップに苦しむ事もなく、少しずつ創作活動をしています。
 相変わらず出会い運は良く、ささいな事でも「思いやり」とか「あたたかさ」を感じると幸せになります。新しい勉強も始めたし、ここで停滞しないように前に進んでいこうと思っています。
 先日は弦楽四重奏でキューバ音楽の「ダンソン」を演奏したのですが、これが新たな発見で手応えを感じました。改めて弦楽器っていいなぁと思いました。場所が伊豆高原だったので美味しい食事と温泉でもう何も言う事なし!岩風呂で白ワインです(あぁ極楽)。近いうちにその編成でコンサートをしようと思っています。「キューバンクラシックを弦楽四重奏で」。
また近々マイアミに行く予定です。仕事の合間にビーチで泳げる(涙)。極楽の前後はろくなことがないので今のうちに努力しておこうっと。
 
2005.2.22
ツアー奮闘記 5
 事件発生。あんなに仲の良いクレイジーバス組に亀裂が!!原因はタバコ。喫煙バスといっても吸わない人もいる訳で、吸う人は決まった場所で扉を閉めて窓から煙を出すのが決まり。しかしクレージーな人はタバコの吸う量も半端なく、控えめにしてるとはいえやはりバス全体に煙はまわる。移動が数時間を超えるとさすがに辛くなってくるわけです。話し合ったり隙間にテープを貼ったり努力はしたのですが、健康第一なのであるメンバーと事務所に相談に行きました。するとその日からバスに禁煙令が出てしまったのです。さてさてどうなったかというと・・・
 その日のバスの状況は思い出すだけで疲れる、、「フ×××」とか「シ××」とか美しくない言葉が飛び交い、ウォッカの瓶が空き「問題だ」とか言ってもうこの世の終わりかと思うほどの剣幕。いや、全員ではないんですけどね。そしてあるメンバーはコンピューターバスへと移動してしまいました。私は「この世の終わり」の人とソロを共有しているためそう簡単には出て行けず、「日本には吸煙機がある」とか言ってなんとかコミュニケーションを続けました。その後事務所は空気清浄機というちょっと見当違いな物をゲットし、勿論役に立たず結局タバコの量は増え、長時間のドライブの時は私も女性バスへと移動する事になりました(裏切り者扱いされたけれど)。おかげでクレイジーバスは人口が減りとっても快適な煙バスになりました。
 2、3時間のドライブの時は煙バスに乗り(大歓迎される)そのクレイジーさ加減を確認しなんとなく安心する自分がいるのでした(なんのこっちゃ)。それでも先日は煙が強く、乾燥もひどいのでアイマスクに濡れた紙をからませマスク代わりにして装着していました。するとヤツらが喫煙部屋からこぞって出てきて指をさして大笑いし「これはジャパニーズなんとかだ」「普通じゃない」とか言って、激写されまくりました。。ほんとになんのこっちゃ。

 そしてShowはおかげさまで順調、Yanniも「みなPlay Goodだ、何も問題ない、あえて言えばSayakaがtoo much dancingだ」とリハで公言。どうやら自分も踊りたいらしいぞうふふ。
Photo
相棒バイオリニスト、
Samvelと。
2005.2.12
ツアー奮闘記 4
 アメリカも40カ所位まわると全体像がなんとなく見えてきます。様々な人種が住んでいるので非常に複雑だけど不思議な事にどこも「アメリカ」。さすがにメキシコとの国境では違うエネルギーを感じたけれど。
私はアメリカにはあまり縁がなく生きてきたので感覚的にはなじめないけれど、なるほど日本より断然エネルギーあるなと実感しました。日本てすごく繊細で素敵な事がたくさんあったり、あったかい思いやりがあったりして素晴らしいのに残念ながらエネルギーがない。どうしたら日本にエネルギーが生まれるかな??
あと、前から気になっているのだけれど、日本の歴史上男性優位ってのは別にいいのだけど、「レディーファースト」を取り入れて欲しい!!もし心に余裕があれば女性に対して「どうぞ」って言えるはず。そこに男性の強さを感じるのは私だけ??男性並みにたくましく働く女性でも「どうぞ」は嬉しいはず(嬉しくない女性は可愛そうな人です)。私が街を歩くのが最も億劫な理由はそれ、皆が「我先に」だから。気付くときっと自分もそうなっちゃうもん・・・ アメリカも日本も自分(or我が国)が一番、じゃなくて「マイペースが一番」って思う人が増えたらいいなあ、って思う。
旅が続くと自分にとって心地よい場所ってどこかな、って想像し始める。勿論日本には家族もいるし好きな事もたくさんあるけれど、それぞれが自分の人生を楽しんでいる、そんな場所に行きたい!!お金じゃなくて心が豊かになればきっと他の人も豊かにできるはず!(あ〜勿論お金も大事だぁ)
みなさんはどう思う!?
2005.1.31
ツアー奮闘記 3
 ツアー後半が始まりました。1ヶ月の一時帰国でしたが楽しかった!会いたい人にも会えたし、私のバンドCHAKALAも相変わらずの爆音でライブできたし。

今度のツアーは寒いよ、とメンバーに脅されていましたが本当に寒い! NYの大雪により飛行機ストップどころか街中のコンサートも中止、というわけで我々はNYで2日間もオフをいただいたのでした。オフは日本から駆けつけてくれた事務所のボスとジャズを聴きに行ったり、NY在住の日本人ミュージシャンと飲んだりと完全に観光気分でがっつり気を抜きました。そしたら一発で風邪を引き、その後のShowはかなり辛いものがありました。
YanniのShowはライブとは違って、失敗してはいけないのです。大きなステージだから「昨日は良かったけど今日はあまり良くなかった」という事が許されないのです。クラシック的な要素も強いです。そして体調は演奏に本当に影響します。気力でやっても集中力が薄れたり・・・
というわけで今は非常に健康的な生活を送っています、風邪が治るまではね。あ、でも今日Yanniが「そんなときは赤ワインをたくさん飲め」と言っていたなあ、ステキ・・・

そして例の「クレイジーバス」は強力に健在です。先日私の相棒ソロバイオリニストSamvelのバースディで、Showが終わりバスに乗るとどこからともなくウォッカが出てきて乾杯。あれ、今日は満月かしら、という位みなさん強烈に元気で、私がちょっと弱って寝ているというのに爆音爆吸(まじ臭い)爆飲。わけのわからん音楽流してわけのわからん言葉しゃべってあーとっても「うるさい!!」。元気になったら一晩中サルサながしてやるー!
しかしバス移動も長時間となると皆くたびれて朝方は寝ます(くたびれるまで寝ない)。昨日はカナダに入った為、朝方国境での税関審査がありました。どんなだったかと言うと、、「キャハハ」という女性の声で目が覚め、「これはジャバニーズ」とか「パラグアイ」と税関のおねーちゃんが指をさして寝顔とパスポート写真を確認している!!後で聞いたら、以前あまりにものパーティーぶりで酒臭いわ床に寝てるわで税関員がバスの入り口で「OK」といって審査が終わった事があったらしい。

ところで機会があったら是非SHOWを観て頂きたい!私は客席から観る事が出来ませんがお客さんの反応を見る限りでは一見の価値があります。日本にはあまりないスタイルで、まずメンバーの国籍を見てもわかるように音楽は色々なジャンルがミックスされていて、映像や照明も大きな役割を果たしています。5月にDVDが発売されるのでその後日本へのアプローチもあると思います。もし日本でやることになったら垂れ幕掲げて応援に来てくださいね〜!!

長いツアーはまだ前半、寒くて、暗いニュースの多い世の中だけれど、少しでも私のぶりぶりパワーで人をHappyにできたらいいなと願います!
2004.11.10
ツアー奮闘記 2
 このツアー、移動はバスなんです。ミュージシャンはでっかいバス3台に振り分けられ長旅を共にします。なかなかゴージャスなバスでビールやワイン、軽食が用意され、寝るスペースもあります。メンバーのうち9人が女性で、バスNo.1は女性バス、バスNo.2はコンピュータバス(パソコンに強い人ばかりいるのでそう呼ばれている)、そしてバスNo.3はクレイジーバス(またはスモーキングバス)。さて、私はどこにいると思いますか?? そう、当たり。クレイジーバスです・・(なんでだー)

何故かと言うと私の前のバイオリニストがそこだったからです。こちらに来た当初、皆があるメンバーを指し「この人とこの人には近づいちゃだめだ」としつこく私に忠告し、その問題児がいるそんなバスだけは選んじゃダメだと言われていたのでこれはパソコンを勉強するチャンス、と思いNo.2のコンピューターバスを選んだのでした。その選択に皆が納得し、私もその気になっていたのでした。ところがツアー出発間近になり事務所にそれを伝えにいったところ、「Sayaka,アイムソーリーあんたは喫煙バスだ」と言われ「へ?」と気が抜けました。さんざん言われ、いつも姫扱い(女王様ではなく)されていたのにここへきて何故-!!!

バス初日、「クレイジーバスへようこそ」と大歓迎され(しかも女は私一人)皆で乾杯したのでした。聞くところによると寝ながら発狂する人や、窓から顔を出して発狂する人がいるらしい。(発狂バス!?)ところがなんだか心地いいのですねー。そう、なんてことはない、飲んべえバスなんです。はははー。人種はロシア、アルメニア、アメリカ、パラグアイ、台湾、そして私日本人。ツアーの終わりの頃には私が一番クレイジーだったという事がわかるかもしれません。
何故かって??

これはYanniには絶対言えないのですが、フロリダでのリハーサルの時から「ラスベガスの最初のコンサートが一番大事なのでそれまではパーティーは控えてくれ」と言われていました。私自身も全てが初めての事で、ましてや収録するとあって「その通りだ」と思い、たまにサルサクラブにいく位で健康的な生活を送っていました。そして初日前夜、すぐ寝られるようにワインでも飲んでバスタブでゆったり、という予定だったのですが、気づいたらワインが一本空き、深夜に問題児とクラブに踊りに行きマルガリータを2杯、何かのショットを一気。「あ、あれ??」
久しぶりに自分が恐ろしいと思いました。
でも本番当日、頭痛もあまりなく手も震えもありませんでした。そう、「Good job」だったんです。
いやー気をつけよう。まだ旅は始まったばかり・・・
Photo
似合ってる!?
2004.11.9
ツアー奮闘記 1
 ついに始まりました、Yanniツアー!オリンピックでご存知の方もいるかと思いますが、CD屋さんでは「ニューエイジ」という所に分類されるようです。編成は小規模のオーケストラ+バンド+歌といった感じ、30人弱。クラシック的な要素と、アドリブも含めポピュラーの要素を要求されるのでジャンルの壁を感じる事なく演奏できます。という事で私にはばっちりフィットしたわけです。

そして経験しました、初コンサート大成功!! ラスベガスはCrasy City、観客も半端ない盛り上がり! 結構ハードなソロを弾かなければならないのですが、その歓声の大きさで私の演奏が受け入れられた事を実感しました。会場はどこもアリーナサイズ、気持ちいい!!

私は、Karenという素晴らしいバイオリニストの代わりに入ったのですが、彼女はそれはそれはパワフルな濃いジャズバイオリニストで、彼女が好きでYanniを聴いていた人も少なくないと想像します。音楽的に私は彼女の代わりにはなれませんが私なりのSabor(意味がわからないひとはスペイン語辞書をひくか想像して下さい)でプレイするのみです。Yanniは私がどうしたら栄えるかわかるらしく、「踊れ」と言います。という訳で踊ります、本気で。(あれ、確かバイオリンで参加・・)彼は勿論私がラテン好きという事も知っていて(あ、ラテンプレーヤーか)、ほんのちょっとだけどラテンテイストも組み込みました。

ところで彼のステージの完成度に対するこだわりは半端なく、リハーサル段階でも本番さながらの状況でした。初日のコンサートがDVDで発売されるとあって、ギリシャ風のステージ、カメラ16台、バックスクリーン、レーザーなど、完璧でした。仕事はハードです。

私は休憩になるといつもコーヒーとチョコレートを両手に持ち微笑んでいるので、皆に笑われています。初対面の人に(全員初対面だけど)「ああ、チョコレートとワインがないとバイオリン弾けないSayakaね」と言われました。。
ここはアメリカなので勿論英語を喋らなくてはなりませんが、やはりSayaquitaの周りにはいつもいるんです、ラテン人種が。まだまだ大分おとなしいですが、最近は誰かがいいプレーをすると「Vaya timbalero!」(やるなあんた、のような意)とか叫んでいます。(大人しいとは言わないのかもしれない)大声出さないと何かのバランスがとれなくなるのでね。そして悪い日本語を何人かに教え始めています。最近は「さやかさまー」と呼ばれています。私にちょっかいを出す人には弓で「ぶすっ」とやるので「ラストサムライ」とも呼ばれています。
しかし一応ソリストではあるので日本ではありえない程大事にされています。日本では学歴とか外見が結構重要ですがこちらはプレイよければ良し!これはYanniの人柄もあるのですが皆とても暖かく、良かったときは「Good job!」と声をかけてくれます。

という訳で順調! Happyです! これからどんな素敵な事がおこるか楽しみにしつつ、また報告したいと思います。
Photo
Viva Sayaka!
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